仮面舞踏会
仮面を被って生きることにあまりにも慣れてしまっていた。
真実の愛がないことを認めたくない。だから、偽りの愛を用いる。
見たくないものを見たくないように、人は認めたくないものを認めたくない。
心に覆いをかぶせて、愛の欠如を隠してしまう。
真実の愛に気付かせてくれる、神の愛。
それは、私たちが普段口にしている愛とは違う。
自分を憎むものを、敵対するものを、蔑むものを、悪口を言うものを、逆らうものを、それでも見捨てないこと。
それでも、相手を赦して、受け入れること。
それでも、相手を信じて、耐え忍ぶこと。
それでも、自分の利益のためではなく、相手の利益を求めること。
それでも、相手のために、自分のいのちを捨てること。
- 愛を知っているものは、神を知っています。
愛のないものに、神は分かりません。